基本理念
甲賀湖南医師会ホームページにお越し頂き、ありがとうございます。当医師会は甲賀市もしくは湖南市に医療機関を開設しているか、または勤務している医師会員で構成されている"一般社団法人甲賀湖南医師会"です。
甲賀市および湖南市はともに東海道五十三次の宿場町があり、歴史に彩られた味わい深い町並みを見ることができます。さらに、甲賀市は甲賀流忍者発祥の地であり、狸で有名な信楽焼やお茶の産地でもあります。また、湖南市も下田焼、石部焼といった焼き物でも知られています。両市とも温泉があり、緑豊かな自然に包まれている環境にあります。
さて、当医師会の基本は、市民の皆様への安全で良質な医療の提供は言うに及ばず、行政等各関連機関との協力・連携による地域包括ケア(医療、保健、福祉、介護の総合的提供)の充実に寄与することが重要と考えています。そのため、社会構造の変化、特に急速に進展する少子高齢社会において、各ライフサイクルに適した包括ケアとして、母子保健、学校保健、公衆衛生、産業保健、在宅医療(療養)、介護保険、など多くの分野において、会員の協力の元に積極的な活動を行っています。
ところで、皆様は『健康寿命』という言葉をお聞きになったことがありますか?
健康寿命とは、『介護を受けたり、病気で寝たきりになったりせずに、自立して健康に生活できる期間(年数)』を示しています。ちなみに、日本における2010年の健康寿命は男性70.42歳(同年平均寿命は79.55歳)で、女性は73.62歳(同年平均寿命は86.30歳)でした。つまり、男性では平均寿命79.55歳-健康寿命70.42歳=9.13歳、女性では12.68歳となり、 何らかの介護を受けたり、寝たきりになったりする期間は男性で約9年、女性で約12年となります。今後は単に平均寿命の伸長による評価ではなく、健康で幸せに長生きすること(健幸長寿)が求められています。(なお、健幸は造語です)
今後も、専門職としての医師集団として、日進月歩の医学知識や診療技術向上のたゆまぬ研鑽を積み、診療所間・病院間また、歯科医師会・薬剤師会・行政機関・他の関連機関等とのさらなる連携を深め、市民の皆様への良質な地域包括ケアの提供に努めることにより、健幸長寿の実現に寄与する所存です。
今後とも当医師会に暖かいご支援とご協力を頂きますようお願い申し上げます。
平成24年6月1日 野﨑 昭彦
会長就任のご挨拶
このたび、甲賀湖南医師会の会長を拝命いたしました。歴史と伝統のある医師会の重責を担うこととなり、その責任の重さに身の引き締まる思いでおります。地域住民の皆様の健康と安心な暮らしを守るため、会員の先生方と力を合わせ、地域医療の発展に尽力してまいります。
甲賀湖南地域では高齢化の進展に伴い医療や介護の需要が年々高まっています。一方で、医師や看護師をはじめとする医療従事者の不足、開業医の高齢化、医療機関の後継者問題など、地域医療を取り巻く環境は大きく変化しています。また、働き方改革への対応や医療DXの推進など、新たな課題にも向き合っていかなければなりません。近年は、住み慣れた地域や自宅で療養を希望される方が増え、在宅医療の重要性も一層高まっています。病院、診療所、訪問看護ステーション、薬局、介護事業所、行政など、多職種が連携しながら地域全体で患者さんを支える体制づくりが求められています。医師会としても関係機関との連携をさらに深め、切れ目のない医療・介護提供体制の構築に取り組んでまいります。
また、近年は新興感染症への備えに加え、自然災害への対応も重要な課題となっています。地域住民の皆様が安心して医療を受けられるよう、有事における医療提供体制の整備や関係機関との協力体制の強化にも努めてまいります。
さらに、地域医療を将来にわたって持続可能なものにするためには、若い医師や医療従事者が「この地域で働きたい」と思える環境づくりも欠かせません。勤務医と開業医、病院と診療所、医療と介護、それぞれが互いを支え合いながら地域全体の医療を守る仕組みづくりを進めてまいりたいと考えております。
医師会は、地域住民の皆様に最も身近な医療を担う組織です。会員相互の連携を深めるとともに、行政や関係団体との協力を強化し、地域の皆様が安心して暮らし続けられるまちづくりに貢献してまいります。
今後とも甲賀湖南医師会の活動に対しまして、皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和8年6月
甲賀湖南医師会長 今村 陽一
